長い相談時間
- 相談時間
-
初診相談時間60分
2回目以降は30分
相談の流れについて
漢方の本草閣では、長い相談時間にこだわっております。長い時間をかけてこそ、患者さんに合った漢方を本気で提案、処方させて頂くことが出来るからです。
貴方の身体と心が唯一無二であるように、本草閣の漢方薬も貴方だけに合わせた唯一無二のもの。
患者さんは、身体、体質、外見(体格、皮膚の状態性格など)、生気の有る無し、声の大きさや速さ、冷えや熱、精神状態、生活環境、家庭環境など、それぞれ異なります。
全く同じ方はいらっしゃいません。まさに十人十色です。
患者さんから少しでも多くの情報を得、その情報からその患者さんにピッタリと合った漢方薬をお出ししたい。
その想いを基に、長い相談時間を設けさせて頂いております。
同病異治と異病同治
同じ症状であっても、同じ薬を出す事はありません。(同病異治)。 また、同じ薬でも、違った症状に効きます(異病同治)。 もっと言えば、同じ方で、同じ症状であっても、その時に情緒の状態によって漢方薬は異なって きます。→「気血水」(4つの重要な「漢方医学的な物差し」内の『気血水』をご覧ください)
その方に合った漢方薬をお出しさせて頂くには、初回の漢方相談は1時間、2度目以降も30分以上の相談時間を設け、納得されるまでご相談させて頂きます。 また漢方薬以外の事でも、病に応じた食事、生活指導、西洋薬との併用方法、検査データに至るまでしつかりとご説明させて頂きます。
じっくり掘り下げます
漢方薬の処方は、まずお話を伺うことから始まります。
お話を伺いながら色々な引き出しを開けていきます。
たわいもない日常の行動でさえ、漢方処方を決定するのに、大切なパーツだったりするのです。
「会」「望」「聞」「話」、これらすべてが漢方処方の決定に繋がるのです。
症状や血液検査結果以外にも、最近の世間話や、こんな事言ってもいいのかな、関係ないかな、と思われる事でもお話し下さい。それがあなたに合った漢方を処方させて頂くヒントになります。
-
- 「逢」 会って感じる。
- 歩き方、動作、雰囲気、姿勢、表情、まなざし等を見ます。
- 「望」 目で見る。
-
体形や顔色、眼光、肌のつや、爪や髪の状態などに表れる具合の悪さや精神状態をみます。
舌の状態を調べる”舌診”も含まれます。 - 「聞」 声を聞く
- 声の調子や大きさ、呼吸。話し方、さらには咳や体臭、口臭など、聴覚と嗅覚による情報収集をします。
- 「話」 質問し「訴え」を聞く
- 不調の症状、経過の他、主訴以外の気になる症状、毎日の生活習慣や食欲、便通、汗、運動量、睡眠、職場や家庭でのストレスなど、多方面に渡ってお話を伺います。
180年以上培われた経験と知識をあなたの薬へ
漢方相談は、漢方一筋180有余年の経験、実績、症例を受け継いだ漢方経験豊富な薬剤師、医師が、時間をかけてじっくりと診断(問診)を行います。
お陰様で江戸末期から漢方に携わり今に至ります。今の様に情報社会で良い教科書が無い時代から先代たちが勉強し経験し失敗し、その失敗も良い経験として次の糧へと受け継がれてきた知識が本草閣にはあります。
処方に躓いたときや思いつかないときなど、様々な局面に今でも遭遇しますが、先代たちの知識・経験を持つスタッフがお互いに協力しあい、より良い処方を導きだします。
変わりゆく体調に合わせます
漢方薬は同じ薬を飲み続ける場合と、季節や変化していく体の状態に応じて処方が変わってくる場合があります。
漢方薬を飲み始めたことにより、体質は変化してきます。
また、人は一年中同じ状態ではありません。気候や、日々の生活環境の変化、出会った人によっても、心身は影響され、体は変化していきます。本草閣は変わりゆく体調に合わせ、薬をきめ細かく対応させていきます。
飲み始めてからの様子や、日々の生活などで変わったことなど、どんな些細な事でもお話下さい。
トップへ戻る