日頃、本草閣をご愛顧いただいている皆様へ 7月吉日
拝啓
蝉時雨が賑やかに降り注ぐ時季となりました。貴殿におかれましては、如何お過ごしでしょうか。
さて、本草閣では今までがんの患者さんが数多くおられ治療に当たらせていただいておりましたが、
この度、がん・難病・腎臓・肝臓に特化したクリニックを開院する運びとなりました。
漢方薬と鍼灸を使用した自費診療で御座います。
日本では２人に１人ががんになる現代において、本草閣では抗がん剤等や治療方法のタイミングに合った治療をさせていただきます。
西洋医学では治りにくい難病・腎臓・肝臓などの疾患も積極的に承っております。
薬局に関しましては、様々な疾患を承りつつ、各薬剤師はそれぞれ専門分野を深めておりますので、今まで通りのご利用を承りたくお願い申し上げます。
酷暑の中、冷房でお身体を冷やしすぎないよう十分ご自愛くださいませ。 敬具
和薬・漢方の本草閣
院長の挨拶
【がん・難病・腎臓・肝臓の方に。＜漢方薬×鍼灸＞オーダーメイド治療】
命を脅かす病に対して患者様と一緒に根治を目指します。
遠方の方や在宅治療中の方でもオンラインにて承っております。
長年による漢方相談において実感した事は、癌や腎不全など油断出来ない疾患の患者様が、漢方薬を求めるケースが増えているという事です。つまり、治療を受け持っている医師の漢方治療に対する許容性と有効性の認知、患者様の治療の選択性の増加及び漢方薬の治療効果の実績認知という事による結果と受け止めております。その患者様を専門的に診察していくため、また遠方で来院が困難な患者様に対してオンライン診療を行い対応するためにクリニックを改めて開院する事に致しました。
もう一つ長年の漢方相談において実感した事があります。それは鍼灸治療も併用したいという要望を持つ患者様が多いという事です。漢方薬は体の中から治す治療、鍼灸は体の外から病を治す治療であり、そもそも同じ東洋医学のカテゴリーであります。しかし残念な事に積極的な連携が取れ辛く、漢方治療のベクトルと鍼灸治療のベクトルが異なっている事が散見できるのが現状です。同じベクトルにより相乗効果が生まれ結果早く根治に向かう事を叶える為、クリニックでも鍼灸治療を積極的に取り入れていくこととなりました。鍼灸治療は病の大元にアプローチする経絡治療をベースとして行ってまいります。
２０２４年７月２９日
本草閣クリニック院長 秋山泰志