1830年創業 和薬・漢方 本草閣 名古屋鶴舞

ベトナム産の桂皮(シナモン)2015年12月08日

27年11月某日。 
ベトナムの政府関係の方が来日し、本草閣へ訪問されました。
ベトナムは、気候が暖かいので、桂枝が大変上質なものが取れます。
桂枝とは、つまり、シナモンのことで、カプチーノや京都のお土産の八橋などに入っ
ているものの事と指します。
古代最古のスパイスと言われております。

夏から秋に樹皮をはげ落とし、日光の下で乾燥させます。
紫黒色で、ピリッと辛く、甘くシナモンの香りがあるものが上質であり、ベトナムは
その産地となります。

漢方では、風邪に用いられる桂皮湯や、眩暈などに用いられる苓桂朮甘湯などの構成
生薬の1つです。
発汗、風邪薬、鎮痛、解熱・・・など用いられ、高頻度で各処方に配合されておりま
す。

IMG_9279

IMG_9275

戻る
single-blog