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おっぱいの病気~乳がん~2024年08月26日

30代後半から要注意! 血の巡りが肝心です

年々増加の一途をたどっている、乳がん。
女性がかかるがんのトップになっています。
30代後半になると、妊娠のために成長し、維持されてきた組織がしだいに退化し、脂肪へと変化していきます。
おっぱいも老化し始め、乳がんや乳腺症になる確率が高くなってきます。
乳管と乳腺葉にできるがんで、表面がでこぼこした硬いしこりが特徴です。

<西洋医学的な乳がんの情報>
乳房にできるがんはひとくくりで乳がんと言われていますが、乳がんにはいろいろな種類があります。その種類によって性質が異なるため、近年はその種類(サブタイプ)毎に、異なった治療方針が立てられることが多くなってきました。そのためサブタイプを知ることは、自分にとって最善・最適の治療法を知ることにもつながるのです。
サブタイプは、「何によって乳がんが増殖しているか?」を知ることでわかります。具体的には、乳がん細胞内に「女性ホルモン受容体」または「HER2(ハーツー)受容体」というタンパクがあるかどうかで、簡易的に決められています。
「女性ホルモン受容体」とは女性ホルモンが結合する受け皿で、女性ホルモンと結合すると増殖の指示を出します。一方の「HER2受容体」は、細胞表面に過剰に発現することで、細胞増殖を促進します。サブタイプがわかると、がん細胞の性質がわかるだけでなく、どのような治療が効果的なのかを判断することができます。
全ては書くことができませんが、ご参考にしてくださいね。

さて、では増加の理由は一体なぜでしょうか。

増加の理由

日本人女性に乳がんが増加した理由として、高たんぱく・高脂肪食の食事の増加や、女性の社会進出増加により妊娠・出産の経験が減りエストロゲン(女性ホルモンの一つ)の影響を受けやすくなった事があげられます

漢方的に考えると・・・

精神的な要因(憂鬱・怒り・思い悩む等)で、気や血の巡りが悪くなり発病すると考えます。
すべての病にも通じることですが、情緒を安らかに保ち、血液をきれいにして、気の巡りや血液循環を良くする事が大切です。
漢方薬は、病状や体力に応じて、精神を安定させ、また血液循環や新陳代謝を高めることで乳がん細胞の増殖を抑えると同時に、乳がんに対する抵抗力や治癒力を高めることができます。

予防法

〇ストレスをためない(気の滞りを解消する)
〇自分のための時間を設ける(気の滞りを解消する)
〇食事は野菜中心にして血液をきれいにする
〇体を冷やす食べ物、冷たい飲み物を控える
〇ゆっくりお風呂に入り、身体を温め、血の巡りを良くする
〇適度な運動
〇全身(乳房を含む)のリンパマッサージ
〇定期健診を受ける
〇自分でおっぱいを毎日触り、しこり・凹み・分泌物などをチェック

気血の巡りを良くしておくことが肝心。

忙しく時間に追われる毎日。

是非、自分だけの時間を少しでも持って息抜きしてくださいね。

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